さくらのいろに そめられるきみ
きょうもひとり
なにをおもう がんじる
きづいて
でも一つだけ かなえるならば
きみのてを
ぼくにあづけ
だれよりもたいせつにぎる
ひかり とどけてきみのめに
えがおだけしかみえないように
こさめがまぶちをぬらすまえに
さよなら きみだけにいわない
これからのそら ひろくたかくて
きみのはかない ちいさなゆめを
どこかに すいこまれそうになる
「なにもかわらないでね」
ふるえるながらいったことば
すきなきせつといろにこのみ
ひかり とどけてきみのめに
えがおだけしかみえないように
さよなら きみだけにいわない
こさめがしせんをぬらすまえに
あれからよんどめのはるは
ずっとちらずにこのきもち
きづいて
「さくらことしもきれいだね」
ぼくはそっととなりでかささすだけ
すこしぬくもりをください
きみのよこがおをみつめていた
ゆめのなかにでてこないで
あさになることがこわいんだから